素材ストック

毎日のおかずの何品かを作り置きにするとき、どうしても一品を多めに作っていました。きんぴらごぼうをごっそり、ポテトサラダをどっかん、コールスローをどっさりというように。これではやはり飽きちゃうし、最後の方はあやしくなってきたり。　我が家は二人だけだし、母はもうたくさんは頂けないので、トマト一袋、キャベツ半分買っても余るような状態。
そこで、最近私が試して気に入っているのが素材のストックです。
下処理した素材を、塩やお酢、油やおだしなどで漬けて保存するというもの。　きっかけは「サルビア食堂の・週末ストックと毎日のごはん」という本でした。　ワタナベ・マキさんという著者のもうひとつの料理本「サルビア給食室のおいしいお弁当手帖」は「こういうお弁当が毎日食べられたらなんて幸せ！！」と思うような、野菜たっぷりのヘルシーこの上ない素敵なお弁当がたくさん紹介されています。　ただ、いわゆるスローフードで、しっかり手間隙はかかりそう、私は指をくわえてみている見ているのみ。　その著者が今の私の生活にはぴったりの本を出してくれたのです。
やってみたのは「塩トマト」「キャベツの塩漬け」「きのこの塩漬け」「ごぼうのだし漬け」などです。 トマトは皮を湯剥きしてから適宜切って塩をまぶす、キャベツは洗ってザク切りし、塩とお酢をかけておく、きのこは茹でて湯を切り、塩をまぶす、ごぼうは皮をこそげてから酢水に浸した後、おだしと塩で煮る（圧力釜だと早い）というもの。　下味がついているので、そのままで気軽にサラダや、煮物や、あえもの、スープにと応用できるので、手早く新鮮なおかずができます。塩がきつかったら、軽く塩出しすればいいし。
今朝も、キャベツの塩漬けとハムとごぼうのスライスを水で煮て、顆粒コンソメとトマトペースト少し加えるだけで、朝のキャベツたっぷりスープが顔を洗っている間にできてしまいました。
写真は土曜日のブランチにキャベツの塩漬けと塩トマトで作ったコールスローサラダを添えた「なんちゃってエッグベネディクト」です。
「これで何ができるかな〜」っと知恵を絞るのも楽しいし、脳細胞も活性化されますよ。