母の食卓の話題

俳句のてほどき

今日の朝、NHK教育テレビの俳句の番組、お題が「冬の星」でした。 見ているうちにある光景が思い出されました。 ブログ仲間の俊介さんが毎週末お籠りする三浦半島最南端、宮川フィッシャリーナの風景です。 凍える夜に見えたという北斗七星。 番組をみて…

提灯行列

12月23日は天皇誕生日。 昭和8年のこの日、母IRENEさんには大津での忘れられない思い出があるそうです。 (管理者注:これは東京の当時の新聞) 母 「昭和天皇はそれまで女のお子様ばっかり4人だったでしょう。 親王様のご誕生が国を挙げてのぞまれてた…

観艦式 1930年、電灯艦飾 2009年

母IRENEさんの長女 Chrisは今年になって京都から神戸に引っ越しました。 神戸が話題になるとIRENEさんにはどうしても忘れられない思い出があるといいます。 今年になって何度も聞かされた話。 昭和5年の10月26日、IRENEさんが11歳のとき、いつも優し…

バーチャル墓参り

これも先週の夏休み中のこと。 母方の祖父母(K次郎さんとS子さん)のお墓参りに行きました。 3,4年前まではIRENEさんも一緒だったけど、最近はもっぱら「しんどい」「腰が痛い」とのたまうので家で待機してもらうことに。 場所は鎌倉霊園です。 亡くな…

茶色の山手線車両

「JR東日本は7日、山手線にチョコレート色のラッピング車両を登場させた。1909年に「山手線」と名付けられてから100周年の記念企画で、当時の塗装を再現したとのこと。該当車両はE231系の11両1編成で、12月4日まで運行される。」そんなニュースをduftenさん…

非番の日

普段は土日が休みのKOINOBORI、従業員のシフトの関係で平日が休みになることもしばしば。 「でかけないの?」「家にいますよ、今日は」「何曜日なの、今日は?」 たまに私が平日家にいると母IRENEさんは曜日の感覚が混乱するとボヤきます。 私は台所仕事に掃…

高校野球2009

最近、暑さのためか体力温存なのかIRENEさんは日中動きが鈍い。 まあ、去年の今頃は入院していたのに、今年は無事でありがたいことです。 寝ているのかな?と思うと、耳にしっかりラジオのイヤホンをしています。 土曜日のお昼ごはんを食べながらテレビで観…

横浜へ

夏休み3日目、Chrisさんと多磨霊園へお墓参りのち、横浜へ行きました。 晩御飯のときに話題となった横浜の日本郵船歴史博物館へchrisさんをご案内するつもりでした。 うっかりして、月曜日で博物館は定休日。 そのまま、ホテルニューグランドの旧館へ。 こ…

パソコンの届く日

もう、7年使っていたパソコン。 最近使うたびにちょっと「いらっち」になる。 「ボーナスも出たし、買っちゃおう!」 今朝のこと。 朝は不調のIRENEさんに、朝食を部屋に運びながら・・ 私 「今日あたり新しいパソコンが届くからね。 たぶん結構大きいよ」 …

食卓からの眺め

昨日の夕方のこと。 留守番をしてくださったdoziさんの手料理を食卓にならべているとき。 窓の外がオレンジ色に染まりました。 私 「ちょっときれいね」 母 「いつもよ。 そうか貴女はこの時間いないものね。」 私 「そうよ、はたらいてるんだもの」 母 「ま…

大津の家の間取り(1930年頃)

今回は思いっきりウチワネタです。ごめんなさい。(管理者注)[:W350]私 「おかあさん、面白いものがあるのよ。 お母さんが小さい頃ひいおじい様たちと住んでいた大津の家が日吉大社の会館として残っているでしょ。 せんだってChrisが日吉大社からこの家の間…

木登りの木

母の俳句シリーズが終わりました。 我が家で掘り出し物の写真が今夜の夕食時にちょっとした話題に。 ] 私 「ねえ、昔、住んでいた世田谷の家の庭にあった一番高い銀杏の木。 この写真見ると思いだすわ。 みんなよく登って遊んだ。」 母 「銀杏って枝がたくさ…

花より団子

優雅で奥ゆかしい俳句シリーズが始まったばかりなのにすみません! 花より団子モードに逆戻りです。 今日、IRENEさんの長女Chrisとその娘のClareが神戸からやってきました。 KOINOBORIが仕事をしているとポケットの携帯がブルブル。 「南京町の豚まん出来た…

大津の家の庭(1923年)

土曜日の夕方、三浦半島のとある場所に蛍を見に行ったKOINOBORI、翌日の朝になってもその感激がおさまりません。 真っ暗なお風呂場にお線香をおいて、蛍をカメラに収める練習をして出かけましたが、実際、本物を前にすると脳裏のスクリーンに焼き付ける方が…

はいからさんが通る?

この前の日曜日のことです。 出かけることにしたKOINOBORI、IRENEさんのお昼にお弁当を整えた食卓で。 私 「ねえ、この写真、おかあさん一人が洋服ね。 裏に解説があるわ、どれどれ、『彦根の林家墓参、昭和13年』ってあるわよ。」 母 「大津のおてふお祖母…

おうちでパフェしながら

やっと週末の土曜日です。 お昼はおそば。 そしてテレビを見ながらおしゃべり。 料理研究家のケンタロウさんが石川県の郷土料理のかぶらずしやだいこんずしを紹介していました。 家庭を訪ねて各家のバラエティ豊かなご自慢の味のを楽しげに食べ比べています…

IRENEさんの誕生日

2月10日はIRENEさんの誕生日。 昨年はこのブログを始めたばかりでしたっけ。 去年の今頃はIRENEさんの70年前の記憶がメキメキ蘇っていたころでしたね。 今年はとうとう90歳。 たまたま仕事が休みだったKOINOBORI、IRENEさんの義娘dojiさんと孫のmocot…

琵琶湖のエリ漁1938年

写真は昨年、琵琶湖にヨットをもつD&Dさんから頂いた琵琶湖のお土産。 モロコと小アユの甘露煮です。 琵琶湖畔の大津で幼少期から18歳までを過ごした母IRENEさんにとっては思い出の味。 琵琶湖の在来種のフナやモロコなどは、今や帰化魚のブラックバス…

奇跡のバラ

もう、二週間前です。 友人の絵画の個展へ行って買い物をし、御礼にもらったバラ2本。 花瓶に挿して食卓におきました。 母 「このバラきれいね! 色が特別ね。 なんか名前があるはずよ。 なんていうの?」 私 「頂き物だからわからない。 その人のお友達が…

三連休

三連休が終わりました。 土曜日は昔のバイク仲間の忘年会、日曜日はブログヨッティの方にお呼ばれして相模湾でセーリング、月曜日はお友達とバレエ鑑賞。 最近珍しく外出が続きました。 先週からリキを入れてメニューを整えたつもりだったけど、つくり置きば…

秩父丸1938年 仮装舞踏会

10月最後の日はハロウィン。 ニュースではディズニーランドで思い思いに仮装を楽しむ子供や大人が紹介されていましたね。 写真は1938年、母IRENEがニューヨークから日本へ一人で帰国する際の秩父丸での仮装舞踏会です。 この船のボールルーム、天井や柱が…

海辺の結婚式

今日は母IRENEさんの長男Mikeの長女ReiReiとS大君の結婚式。 腰痛のため、遠出のできないIRENEさんのためにデジカメでスナップとムービーをたくさん撮りました。 式終了後、久しぶりに実家を訪れたIRENEさんの長女Chrisも加わり軽めの夕食です。 私 「逗子マ…

氷川丸2008年、そして秩父丸1938年、すき焼きパーティ

ふと思い立ち横浜の氷川丸を見に行ってきました。 晩御飯は横浜中華街で買ってきた餃子です。 客寄せパンダ状態だったあの氷川丸・・古巣の日本郵船に管理が移管し、約10億円をかけて修繕・改装が行われ、すっかりきれいになっていました。 ウン十年前のある…

ストリート・ビュー: 237 Coligni Ave. New Rochelle N.Y.

上:黄色い矢印が1936年から母IRENEはじめH田家一家が住んでいた家です。 私 「お母さん、ものすごく面白いもの見せてあげる。HISACHANが教えてくれたの。」 母 「何?」 私 「パソコンでGoogleの地図があるでしょう? それの新機能よ。世の中すごい事になっ…

秩父丸1938年 Tea Party with American Teachers

母 「帰りの秩父丸にはアメリカの先生たちの団体が乗っていたの。 日本へ視察に行くところだったのよ。 それをDenのおじさまたちJTBがお世話していたわけ。」 私 「この写真はTea Party June 28 1938と書いてあるわね。」 母 「船長とJTBの人のほかに法政大…

秩父丸1938年 船上レク:デッキゴルフ

秩父丸のウォーキングデッキでなにやらゲームに興じるDen氏の写真です。 私 「これ、なにをやっているの?」 母 「デッキゴルフよ。」 私 「ふーん、なんかどこかで見たような気がするなぁ」「ねえねえ、ネットで調べたら、deck golfって単語は英語にはない…

秩父丸1938年 船上レク:Garden Party

母を含めたH田一家が日本からアメリカへ向かったときの秩父丸は、季節が2月ということもあったのか他の乗客の写真がほとんどありません。 それに比べて母IRENEが単身帰国する際の秩父丸は、写真の数も多いし、映っている乗客の数もとても多いのです。 そし…

お目付け役? 秩父丸1938年

秩父丸のウォーキングデッキで富岡船長とDen氏私 「ここからはサンフランシスコから日本へ帰る秩父丸での写真ね。 行きの時と違っていろんな人の写真がたくさんあるわね。 アメリカにも慣れていたし、英語もできるようになっていたし、何よりも少し大人にな…

サンフランシスコ再び 1938年6月

母 「大陸横断鉄道でニューヨーク、シカゴを通って、サンフランシスコ。 ここで行きと同じ秩父丸に乗るのよ。」 私 「このSuzyって女の人はだれ?」 母 「Suzyのお父さんがK次郎おとうさんと同じ日本郵船にいて、私たちの家のあったNew Rochellからほど近いP…

ナイアガラの滝 1938年6月

母 「ニューヨークへ来たときと反対に、また汽車で5日間かけてサンフランシスコまで大陸横断。 今回はK次郎お父さんと二人旅。 途中、ナイアガラの滝を見に行ってね。 それまで見たことのない滝の大きさにもうびっくり。」 私 「アメリカに行ったら、グラン…