秩父丸1936年(その7):三姉弟


私「この写真は私大好きなの。船のアフトデッキからこのH家の三姉弟はいったい何を眺めているのかしらね。鯨でも見えたのかしら??」
母「何かしらね。こんな写真があることを、私今まで知らなかったのよ。」
私「船の様子も今の客船にはないものばかりね。三姉弟の上に大きな丸太みたいなのがあるでしょう。これはブームよ。汽船だというのにマストが前後に2本立っているのね。」(1月29日付けログにある絵を参照してください)
母「あの頃の汽船にはマストはみんな立ってたわよ。」
私「調べたらこれはデリッククレーンって荷物を上げ下ろしするクレーンを兼ねたマストらしいわ。」

私「このTony叔母様の後ろの救命ボート、木製のクリンカー張り(よろい張り)よ、レトロだわ。今の帆船ですらこんな救命ボートは積んでないわよ。 まぁ、これはお母さんのポートレートね。なかなかじゃないのぉ。写真の文字はだれのかしら?」
母「K次郎お父さんのだと思うけど・・」どうでしょうか?