今年のボートショーは

大荒れの雨がやんだ土曜日の午後、IRENEさんのお昼のお弁当と夕飯用のカレーを用意してから、パシフィコ横浜で開催中のボートショーに行ってきました。 毎年会場で案内係をしているO船長は今年は会社の事務所引越しのためお留守。 ブログヨッティの方々と待ち合わせをして会場に入り、集合・離散を繰り返しながら楽しんできました。
間寛平さんのEarth Marathon、ヨットによる太平洋横断への気象情報サービスで、ヨットを知らない人にも有名になった気象海洋コンサルタントの馬場さんのブースに立ち寄りました。 
馬場さんの寛平さんと比企さんへの強い励ましのメッセージが、ブログで紹介されていましたが、その言葉は困難な立場にいて焦ったり弱気になっている二人を、適度なユーモアを伴いながら勇気づける感動的なものでした。
馬場さんのお話では疑心暗鬼になりがちなクライアントとの信頼関係を築く術を5年に及ぶ南極航海で培ったそうです。 「コツはね、あるときに予報を少しはずすことなんですよ。」 時化や凪が何日も何日も続くと、船の上の人間の心はせっぱつまってくる、そんなときに翌日は良くなると思われても少し悪目の予報を出してみる。すると翌日は予測を外れて良い状況。 「はずしましたね」と言いはしても当人たちは絶対に怒らない。 「いやあ、普段の行いがいいからですよ。」との言葉でハッピーになる。 なるほど、当人の気持ちになってみれば「運が味方をしてくれている!」と明るい気持ちになるのでしょう。
気象情報提供サービスを個人で行っているものは海外には殆どないそうです。 馬場さんは今現在、世界の海に散らばっている5組のセーラーに気象コンサルをしているとのこと。  ブースの壁には過去、現在のコンサルのクライアントの写真が掲げられていました。 馬場さんはそのいくつかの事例を説明してくださいました。 所謂超ベテランと言われるようなセーラーはあまりいらっしゃらないようでした。 ただ夢を実現するのだという強い意思だけは皆人並み以上にあると感じました。


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