茶色の山手線車両

JR東日本は7日、山手線にチョコレート色のラッピング車両を登場させた。1909年に「山手線」と名付けられてから100周年の記念企画で、当時の塗装を再現したとのこと。該当車両はE231系の11両1編成で、12月4日まで運行される。」そんなニュースをduftenさんのブログで知りました。

山手線で渋谷から池袋まで、6歳になった自分が4年生のときまで山手線に乗って通学していたのです。 焦げ茶色の車両でした。 今よりかなり狭かったし、上の写真とは似ても似つかないほど無骨な車両でした。
入学したての頃は祖母がついてきてくれました。  ようやく一人で通学できるようになったある日のこと。
池袋でおりようとしたのですが、ぎゅうづめの乗客の体にランドセルが挟まり身動きがとれません。  じたばた動いていると隣にいたおじさんが「おろしてやってください! おろしてやってください!」と手助けしてくれた・・・がベルが鳴り無情にもドアはしまってしまったのです。 途方にくれた私は次の駅まで大人たちの足元でただただ大泣きするばかりでした。
どうやって学校にたどりついたかよく覚えていませんが、きっと親切なおじさんが反対側の電車に乗るようにおしえてくれたのだと思います。
学校では、すでに校庭でラジオ体操が始まっており、それに加わることもできず、教室に先回りしました。 そのときの身の置きどころがない悲しさを今でもときどき思い出します。
あの時の車両がどこかに残っているのなら見に行きたいな。


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