灯台の魅力

江ノ島の駅から江ノ島へ向かう道の途中に灯台グッズの専門店があります。 毎回ついつい冷やかしに入ってしまいます。 関連グッズがいろいろありますが、灯台のミニチュアの品揃えは一番でしょう。
世に灯台好きが多いのはなぜでしょう。 地の果てにひとりぽつねんと立って孤独に耐えながら、船を航路に導くという重要な役割を果たすその姿に自分の理想を描くのでしょうか? それともやはり旅情を誘うから?  
自分も今年になって観音埼灯台燈明堂剱崎灯台城ケ島灯台諸磯崎灯台と立て続けに見てきましたが、細い道をくねくねと歩いた先に海をバックにひょっと眼前に現われるときが一番感動します。 もちろんクルージングで海図上にしかなかった点が、実際に肉眼ではるか彼方に確認できたときの感激は言うまでもありません。
日本の灯台質実剛健、白くシンプルなものが多いけど、外国には白と赤のコントラストがきいたかわいい建物の灯台も見られます。
義姉のdoziさんがアメリカで買ったクロスステッチのキットを完成させたとうかがったので見せて頂きました。

すばらしい出来栄えもさることながら、こんな気の利いたキットはなかなかありません、よく見つけましたね、doziさん。

(左側がdoziさんの一番お気に入りの灯台で右側が私のお気に入りです。)
ほんと、刺繍にしたいくらいかわいい建物ばかりです。

そうそう、たまたま今日こんなニュースが新聞にありました。
113年前の明治時代に建てられたという、横浜港では最も古い横浜北水堤灯台が、このほど白熱灯からLED=発光ダイオードに切り替えられたというもの。 灯台にお決まりの渦をまいたみたいなレンズもはずされてしまいました。 発光の方法が時代とともに変化していくのは今始ったことではありませんが、やはり古いものがその形をなくしていくのはさびしいものですね。


おまけ
昔の灯台守りの生活というと「喜びも悲しみも幾歳月」が有名ですが、海外版がありました。 2004年のフランス映画「灯台守の恋 L'EQUIPIER 」です。 お話の主軸となる恋愛はどうでもよくて(笑)、大海原の中に一本立っている有名なジュマン(jument)灯台が高波に洗われる壮絶な風景や、陸地から隔絶された場所で孤独な生活を強いられる灯台守りの暮らしぶりが克明に描かれており、とても興味深く見ることができました。 ( DVDが冒頭のお店でも売られていました。)


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