湘南キャンドル2011
今年も11月になりました。
「ぜったいいい年にするんだ・・・」と誓った元旦の日は遠い昔のようです。 いい年だったのかどうかはもっと時間がたたないとわからない。 そもそもいい年だと思う定義が曖昧で。 少なくともわが祖国日本にとっては多くの困難がふりかかりました。 多くの人々が癒えぬ傷をかかえて日々をおくっていらっしゃいます。
そして今、私の大切な家族の母IRENEさんは家を離れて介護施設で穏やかに生活しています。 週に2,3回、職場の昼休みに洗濯物をとりに訪問し、顔を見ています。
自分が今いるところがどこなのかすぐに分からなくなってしまいますが、「家に帰りたい」とは今まで一回も言いません。 洗濯物を抱えて部屋を出る私に「ごくろうさま」と言ってくれます。
彼女の魂はすべてを受け入れているのでしょうか。 そう思うたびに胸がしめつけられるようです。
ろうそくの明かりはどうしてこうも人を魅了するのでしょう。 厳粛な祈りの幕屋にひざまずくようなきもちにさせてくれます。
炎のゆらぎはこころのゆらぎに共振しつつ、光のぬくもりがエネルギーとなって心にまっすぐに注がれていきます。
ここには広大な海のエネルギーも充ちている場所。
@江ノ島