秩父丸1936年(その8):救命胴衣


私 「この写真のタイトルは「ボート操練の日」とあるけど、所謂避難訓練みたいなものね。」
母 「何をやったか忘れちゃったわ。横浜港を出航して間もなくだったと思うけど。」
私 「見てよ、この救命胴衣、これじゃ枕じゃないの。着るのもややこしそうだわ。何でできていたの?」
母 「コルクみたいなものね。空気を含むやつ。」
私 「『タイタニック』の映画では、ヒロインが最後に海に浮かぶ亡くなった乗客の救命胴衣から呼子をもぎ取って吹き、それを聞いて助けが戻ってくるというシーンがあったけど、あんなのとは程遠いわねぇ。」

昨年1912年に起きたタイタニック号沈没事故を生き延びた女性が事故当時着用していた救命胴衣が6万ポンド(約1430万円)で落札されたそうです。 写真もあるので、見比べると面白いですよ。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2226048/1600615