237 Coligni Ave. 1936(その3)


私 「HISACHANからYASU叔父さんの友達の写真送ってきてくれたわ。これはそり遊びをした道沿いに住んでいたお子さん達なんですって。西部劇ごっこ遊びかしらね、顔つきまですっかりその気分で、なんと子供らしいじゃないの。」
母 「YASUは大人の心配をよそにすぐに友達作って遊びまわっていたのよね。」







私 「この上等そうな服はなに? かっこよすぎ。 パーティでもあったの?」
母 「これは、家族でのちょっとしたお出かけなんかに行くときの服よ。アメリカの西海岸では子供は長ズボンなのに、東海岸へいったら子供はニッカボッカーばかりなので、S子お母さんが急いで買ったのよ。」














私 「このカウボーイの扮装はハロウィンね。アメリカの子供にとってこのお祭りは楽しいわよね。これで近所のお家にお菓子をもらいにいくんでしょ “Trick or Treat?”って言って。」
母 「このあたりでは“Any Halloween?”って言ってたわね。」
私 「YASU叔父さんはお母さんの10歳年下だから、アメリカの子供の生活も経験できてラッキーだったわね。」