大津1920年代、庭の桑の実


doziさんがお友達からプレゼントされた桑の実ジャムをおすそ分けしてくださいました。 そのお友達は桑の実を朝早く小鳥と競争しながら4キロも収穫されたとか。 今朝の食卓に早速登場。 ブラックベリーよりひと回り小さな桑の実、KOINOBORIは旅先で桑畑からツマミ食いしたくらいで、ジャムにしたのは初めて頂きました。 口の中でツブツブが楽しい本格的なジャム。
私 「おいしいわね! お母さん小さい頃に桑の実食べたことある?」
母 「大津の家の裏の畑にあったのよ。でも食べたことなかったの。」
私 「おちょう(てふ)おばあさんって衛生には潔癖症だったのよね。」
母 「潔癖症というより、その頃、そういう考え方が流行ったのよ。おばあさんは先進的なものはすぐに取り入れたから。 食事に使う食器は全部大鍋で煮てから使っていたわ。」
私 「うわ、たいへん。それに、漆器は煮ちゃだめでしょ?」
母 「だから、使わない。 お味噌汁もお茶碗で飲んでた。」
私 「へ?!」
母 「普段使いのものだけよ。」
私 「確かに食器洗い用洗剤なんてない頃ですものね。 水だけで洗うわけだし、今から思うと確かに衛生的には不十分だもんね。」
母 「K次郎おとうさんの話だと、私が食べるものは、生の果物でもおばあさんが熱湯を通してから食べさせたらしいわ。」
私 「それでクタクタになったイチゴを食べさせられたんだ。  この桑の実みたいにジャムにすればよかったのにね。」
母 「裏の畑になったイチジクは食べたわ。 K之祐おじいさまが散歩に出るとイチジクを採ってらして。」
私 「あれは皮を剥くからね。 それでおかあさんイチジクは格別好きよね。 想い出の味なんだ。」
写真は祖父K次郎さんが撮った曽祖母おちょう(てふ)さん


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