小岩井バター

店頭からバターが消えてもうずいぶんたつのに、高価なもの以外、未だにお目にかかれません。 たまたま、小岩井の瓶入りのバターを見つけ、買ってしまいました。
私 「瓶に入ったバターって珍しいわよね。 持ち運びにも便利そうだったから、昔、高校の時、合宿の自炊のために買って持って行ったの。 でも、封を開けたら、変な匂いがするので「腐ってる!」って捨てちゃったことがあった。 後で分かったんだけど、小岩井バターってヨーロッパタイプの発酵バターなのよね。」
母 「小岩井って私が大津にいた1920年代に既にあったものね。」
私 「この瓶に入ったのは昔からこのまんま?」
母 「そうよ。」
私 「古いブランドよね。 創業1891年ですって。 ねえ、「小岩井」って、創業者3人の頭文字から取ったんですって。 鉄道庁長官の井上 勝、日本鉄道会社副社長の小野義真、三菱社社長の岩崎彌之助ですって。地域の名前かと思ってた。 地域を開墾してヨーロッパ農法に準拠した本格的な農場を建設しようという一大プロジェクトだったのね。」
母 「大津に居たころね、京都の三条に明治屋があって、おてふ(ちょう)おばあさまは電話してわざわざ取り寄せていらしたわ。 雪印とか別のメーカーのもあったのに、なんでかな〜って思ってた。」

私 「おてふ(ちょう)おばあ様は先進的なことにとても関心があったから、きっとその事業のことも意気に感じたんじゃないかしら。」


写真:左からT之祐おじさんの子供たち、たすくちゃん、あっちゃん、はなちゃん、おばあさまの右が母IRENE






ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 シニア日記ブログへ ←ポチっと押してくださいませ。