「稲穂の糧」

今日、2歳になりました。 最初のログのこの初々しさ・・(笑)。

Breakしたのは、母IRENEさんのちょっと変わった少女時代を追い始めたときでしたね。
戦前、IRENEさんがそれまでかわいがって育ててくれた大津のおばあさまの元を離れ、初めて自分の両親、妹弟と一緒になって「秩父丸」に乗り未知の国アメリカへ旅立ったころのことです。 私が本当にIRENEさんとご飯を食べながら聞いた昔話を綴っていったことで、あちこちから思い出話が集まりはじめ、まるでセピア色のぼんやりとした絵画がその色彩をよみがえらせていくようでした。

近頃のIRENEさんは元気ですが、やはり寄る年波で最近のことはすぐに忘れてしまいます。 本人もわかっていて最初はとても悲しそうでした。 しかし、感心するのは厭なこと、つらいことから忘れていくこと。 私も見習いたいくらいなのです。 私が数日から数年かけて忘れることを、彼女は数分で忘れるだけのこと。
それでも、ご飯を食べるときにおしゃべりをすれば、今でも私の知らない昔の思い出を披露してくれます。 会話がまだ十分成り立つことが、今は有難くてしかたありません。

日々の出来事、見たこと、聞いたこと、人の優しさ、面白さ・・それが私たちの糧になります。 うれしいことは、そんな素敵なことに私たちはたくさん恵まれていること。
そんな糧をこれからも追って行きたいと思います。
これからもどうぞ、よろしく。


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