干潟をあるく
小網代の森には浅い小さな小川がひたひたと流れており、高度を下げるに従って川幅を広げていきます。
古い石橋。 人の暮らしがあった証。
川が最後にたどりつくのは、小網代の入江でした。
最大干潮の時間を1時間ほど過ぎていましたが、この日は大潮。 入江の奥の殆どが干潟になっていました。
小網代のヨットクラブハウスではセニョールさんが我々の到着を待っています。
チゴガニ。 穴から這い出て不思議なダンスをおどっています、あっちでもこっちでも。 臆病なので近寄ると隠れてしまいます。
「このカニ、何をしているんですか?」
「筋トレ」
沢山のカニたちの動きが、まるで糸でつながっているように揃っているので本当にそう思ってしまいます。
実はこの直後、自分はiPhoneを干潟の水にポッチャンするという大失敗をしでかし、大騒ぎをしてしまいました。 最終的には大事に至らずに済みました。
セニョールさん、shuさん、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
(おしまい)