三陸鉄道 南リアス線

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震東日本大震災)発生以来全線が不通になっていた南リアス線は、2013年4月3日に盛 - 吉浜間が復旧し、運行が再開されました。



津波で失われた車両3両(計約4億5000万円)はクウェートの支援で新しく36‐700形として日本で製造、導入されました。 4月3日の開通式の時はクエート大使も参列されたそうです。



厳かに入線する新型車両の三陸鉄道・36‐700形です。 みんな期待に胸わくわく。



沿線には壊れたままの防潮堤も。



三陸鉄道はトンネルが多い。 このため、線路の多くが津波に流されることなく残っていた理由。



トンネルを抜けるとのどかな海が顔を見せる。




恋し浜駅」のホーム待合室にはホタテの貝殻に恋の願い事を書いたホタテの絵馬が吊るされていたところ。 今はみんなの三鉄とホタテ産地の復興を祈る心が溢れています。




どっしりとしたま新しい築堤。 二度と波にさらわれたりしませんように。 (甫嶺駅



三陸鉄道は俺にまかせろ!」のポーズを決める運転手の佐々木さんです。




この旅に導いて下さった中井精也さんです。



「キット・ずっと号」はみんなの希望をつんで走ります。
吉浜からの復路に私たちが乗ったこの列車は震災後に吉浜 - 唐丹間の鍬台トンネル内に留置されていた車両です。
可愛い桜模様がほどこされました。 留置されていた当時のだるまの絵のメッセージが車内に残っており当時の人々の気持ちがこころをゆさぶりました。 お客さんがたくさんくるといいな。 おいしいものはいっぱいあるし、優しい人たちに見守られた素敵な列車と、魅力に満ちた路線です。