大津 1920年代・その1・江若鉄道

BSで放送中の『イギリス保存鉄道の旅』で、タリスリン鉄道を紹介していました。 ひとまわり小さなモスグリーンの機関車に赤い客車でコトコト走る列車。 かわいい〜! 機関車トーマスみたいだなと思ったら、実は『機関車トーマス』を作ったウィルバート・オードリーがボランティアとして働いていた鉄道なんだそうだ。
下の動画は古きよき時代のタリスリン鉄道
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一緒に見ていた母IRENEが
母 「大津にもこんなかんじの鉄道があったのよ。こんにゃく鉄道。」
私 「へ?」
母 「こんにゃく鉄道、ふふ、こんにゃく鉄道っていうのよ。 本当は江若鉄道(こうじゃくてつどう)。」
私 「なにそれ?」
母 「近江の江と若狭の若を合わせて『江若』。 三井寺下から湖岸に沿って走っていた鉄道なの。」
私 「電車?」
母 「汽車よ、小さくて可愛いの。さっきのタリスリン鉄道にそっくりだったワ。 子供の頃、おさとさんっていう家のばあやとしょっちゅう見に行ったの、面白かったなぁ」
おさとさんが連れて行ったのか? 母が引っぱって行ったのか? 男の子のように乗り物大好きな母IRENE。  初老のばあやと一緒に地べたに座って日長一日、走る汽車をぼーっと眺める画が一瞬見えた気がしました。

母が子供の頃、江若鉄道は開業当時、車両にはイギリスからの輸入機関車を使っていたようですので、機関車トーマスにそっくりだったかもしれません。
案外、琵琶湖の雰囲気にあっているみたい。 もし、今も琵琶湖畔を走っていたらなんて素敵でしょう!


北総レールクラブサイトより
江若鉄道:地元の有志が出資して1920年(大正9年)に民有鉄道である江若鉄道が設立された。 当初は近江と若狭を結ぶ計画だったことからこの会社名が授けられ、1921年(大正10年)に三井寺下−叡山間が部分開通、10年後の1931年(昭和6年)に浜大津近江今津間51.0kmが開通した。 全区間非電化で、江若鉄道時代にはついに若狭まで線路を延ばすことができないまま消え去ってしまった。(北総レールクラブサイトより抜粋;http://hokuso.com/koujaku/html-koujaku.html


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