大津の家の庭(1923年)

土曜日の夕方、三浦半島のとある場所に蛍を見に行ったKOINOBORI、翌日の朝になってもその感激がおさまりません。
真っ暗なお風呂場にお線香をおいて、蛍をカメラに収める練習をして出かけましたが、実際、本物を前にすると脳裏のスクリーンに焼き付ける方が先。 カメラは早々にしまいこみました。 (どんな風だったかをやはり伝えたい。 場所こそ違え、同じ三浦半島の蛍をshuさんが撮った映像です。http://helvetica.blog2.fc2.com/blog-date-20080609.html
私 「自然発生している蛍なのよ! 日が暮れるにしたがってどんどん数が増えてきて・・私、蛍見るのは生れて初めてだったのよ、夢の出来事みたいだった。」
母 「初めてだった? へえ。」
私 「覚えている? 私がまだ小さい時に家族でホタル狩りに行くっていう日に私、熱を出したのよ。 一人茶の間で寝かされて、おかあさんとお兄ちゃんたちはホタル狩りに行っちゃったの。 すごく悲しかったんだから。」
母 「そんなことあったかしらね?」
私 「お土産とか言って、虫かごに入った蛍もらったわ。霧吹きで霧かけながら見て。 それが昨日やっと飛んでいる蛍を見たのよ。」
母 「蛍なんて、大津のお庭にいっぱいいたも〜ん。」
私 「なんですって? 蛍はきれいなお水の流れる沢でしか生息できないのよ。」
母 「だって、お庭に小川があるんですもの。」
私 「へ? 庭におがわ?」
母 「裏の山の方から清水をひいていたの、お庭に池があってそこへ流れ込むように」
私 「大津のお庭の写真って一枚も残っていないのね。 あ、これに辛うじてお庭の木が写っている」
母 「これは南のお庭、映っているのはカエデの木、この他にひとかかえもあるヒノキと杉と松が植わっている小山がお庭にあったの。 この木は三井寺さんのお寺からも見えてたわ。 遠くにいても自分の家のありかがすぐに探し出せたものよ。」
蛍の潜む小川と、大きな木、緑深いお庭のある家・・また想像を超えてしまいました。   今度、IRENEさんに家と庭の絵でも描いてもらいましょうか。

      IRENEさんと大津のおじいさまとおばあさま(1923年頃)

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