秘密のアジト

25日の日曜日、doziさんにまたまたお留守番をお願いしてブログ仲間の俊介さんの愛艇(YAMAHA23)で三浦半島、宮川フィッシャリーナから千葉県は内房の保田を目指しました。
保田は初めてのKOINOBORI、あふれんばかりのワクワク感にあおられつつ宮川へ到着。 俊介さんの船でセーリングするのは実は3度目の正直で、今回やっと実現しましたのでありました。
この日、ハッチを開けてキャビンに一歩足を踏み入れると・・・

なんと可愛いちゃぶ台がありました。 俊介さんの手作りです。 ヨットにちゃぶ台?!?。 思わず、パチリ。
こんな小物をひとつひとつ揃えていくのはなんと心はずむ作業でしょう。  ハッチを開けて体を縮こませながら潜りこむ、ここは遊び心あふれる秘密のアジトなのです。

子供心が一気に自分に戻ってきました。 KOINOBORIも子供の頃からこんな居場所が欲しかったのです。
この写真はKOINOBORIの子供の頃。 地面の穴掘り大好きで、これも庭に穴を掘っているところ。 世田谷の家の庭での写真です。 関東ローム層で覆われたここいらの地面は子供でもたやすく掘ることができました。 写真は表の庭ですが、裏庭の果樹園の下に体のすっぽり入る防空壕のような穴を掘って、棚を作ったり、宝物を持ち込んだりで一人悦に入って遊んでいました。 母IRENEさんはその様子を心配し、小学校の担任の先生に「自閉症でしょうか?」と相談したそうです。 裏庭の穴は格好のアジトでした。 何を想像しながら遊んでいたのか今では覚えていませんが、誰もはいってきてはならぬ自分だけの心の砦であったのは確かでした。
家に出入りしている近所のおばさんが、落ち葉をこの穴に入れて燃やしているのを見たときの衝撃は忘れられません。 
私の居場所がゴミ焼き場にされてしまったのです。  泣きもわめきもせず、眺めるほかありませんでした。  「あら、○子ちゃんが掘ったの? この穴、ごめんなさいね。 でも、あんまりいい穴だったから・・・」と割烹着姿のおばさんは苦笑いをしながら、凍りついたような表情の自分に声をかけたのでした。



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